
ヘッドセットを選ぶ際、「DECT」と「Bluetooth」という2つの通信技術を耳にすることが多いのではないでしょうか。
どちらも無線通信を利用しますが、用途や特性に大きな違いがあります。
特に、ビジネスシーンやオフィス環境で使用するヘッドセットを選ぶ際には、それぞれの特徴をしっかり理解することが重要です。
本記事では、DECTとBluetoothの違いや、それぞれのメリット、具体的な活用シーンについて詳しくご紹介します。
1. DECTとは?
DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)は、主にビジネス向けのヘッドセットや固定電話システムに利用されるデジタルコードレス通信技術です。
1.9GHz帯の周波数帯域を使用し、Wi-FiやBluetoothなどが使用する2.4GHz帯とは干渉しにくいのが特徴です。
- 通信の安定性が高い:Wi-FiやBluetoothが混在する環境でもノイズの影響を受けにくく、安定した音声通信が可能です。
- 通信距離が長い:屋内では約55メートル、見通しの良い屋外では最大約180メートルまで通信が可能です。
- 同時接続数が多い:オフィスやコールセンターなど、多数のヘッドセットが同時に使用される環境でも、干渉を受けにくく快適に利用できます。
- 音声品質が高い:低遅延かつ高音質な通話が可能で、オンライン会議や通話業務に最適です。
2. Bluetoothとは?
Bluetoothは、スマートフォンやタブレット、PCなど幅広いデバイスで利用される短距離無線通信技術です。
主に2.4GHz帯の周波数を使用します。
- 利便性が高い:スマートフォンやPCなど、さまざまなデバイスに対応しています。
- 持ち運びに便利:小型かつ軽量な製品が多く、外出先でも手軽に使用できます。
- マルチポイント接続対応のモデルが多い:複数のデバイスを同時に接続し、シームレスに切り替えることが可能です。
【比較表】
DECT | Bluetooth | |
通信範囲 (見通しの良い屋内) | 約180m | 約10m |
使用周波数 | 1.9GHz | 2.4GHz |
接続の安定性 | 高い | やや不安定 |
セキュリティ | 高い(暗号化対応) | 中程度 |
対応デバイス | ビジネス向けデスクフォン、 ヘッドセットなど | スマートフォン、PC、タブレットなど |
3. ビジネスシーンでの活用例
DECT接続とBluetooth接続は、それぞれ異なる業務環境に適しています。
具体的には、以下のようなシーンで活用できます。
・コールセンターやカスタマーサポート業務:ノイズの少ない安定した通話が可能で、オペレーターの業務効率が向上します。
・オフィスでの電話対応:広い通信範囲を活かし、デスクを離れても通話を継続できます。
・外出先でのモバイルワーク:スマートフォンやタブレットと接続し、移動中でも手軽に使用できます。
・パーソナルユース:ワイヤレスイヤホンとして音楽や動画視聴など、日常的な使用に便利です。
4. 弊社が提供するDECT接続/Bluetooth接続ヘッドセット
DECT接続
![]() |
Jabra Engage 65 SE Mono
Jabra
標準価格58,520円(税込)
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Bluetooth接続
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Jabra Evolve2 55Link380a MS Stereo Stand
Jabra
標準価格35,200円(税込)
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5. まとめ
DECTとBluetoothは、それぞれに特徴があります。
- DECT:ビジネスシーンで安定した音声通話が求められる場合に最適です。
- Bluetooth:スマートフォンやタブレットとの連携や、外出先での使用を重視する場合に便利です。
利用状況に適したヘッドセットを選択し、通話品質や業務の効率化を実現しましょう!
本記事で紹介した製品、全てデモ機をご用意しております。
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